更年期とは女性の生殖期から生殖不能期への移行期とされています。
年齢的には特に45歳から55歳頃といわれています。
更年期に起こる不定愁訴(ふていしゅうそ)を更年期障害と呼んでいます。
不定愁訴とは自覚症状だけであるか、他覚所見があっても、それと本人の訴える症状とのあいだに因果関係を証明することができないようなものをいいます。
つまり、自覚症状はあるのに検査しても原因となる病気が見つからない状態のこと。
更年期に多い不定愁訴は、肩こり、腰痛、頭痛、頭重、疲れ、めまい、のぼせ、不眠、動悸、物忘れ、ゆううつ、冷え症などさまざまです。
更年期障害はホルモンの分泌が低下していく時期に起こりますが、ホルモン不足が不定愁訴を生じさせるのではなく、自律神経系の変調が更年期の不定愁訴を生じさせるのです。